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便の異常  下痢
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 ★ 便に異常がある

 健康の尺度の一つとして、快食、快眠とともに快便が上げられます。毎日、ほぼ決まった時刻に適当量の正常な便が出ることを、健康の第一条件と考えるわけです。

 確かに規則正しい便通が、多くの場合健康であることを示すという考え方に異論はありません。
 
 しかし、便通が不規則ならば健康でないと決め込むことは出来ません。便が正常であるかどうかは、便の出方と便の性状が正常かどうかの、二つの観点から考えなければなりません。

 便の出方については、排便の回数、量、排便前の状態、排便時の状態、排便後の状態に分けて考えられます。便の性状については、便の硬さ、形、色、成分、混在物の各方面のついて観察されます。
 

 便の出方の異常は、大きく、下痢と便秘の相反する二つのグループに振り分けて考えることができます。それはまた、それぞれに便の性状の異常ともからみあっています。

 ★ 下痢

 下痢は、便に含まれる水分が異常に多い状態です。その程度によって、便特有の棒状の形はないが、全体が集まって、かたまりが盛り上がった状態を保つ程度 の軟便から、もっと水分が多くて、泥のように半流動状を示す泥状便、さらに程度の強い全く液状に近い水様便まで、いろいろの段階のものがあります。

 下痢のときは通常、便通の回数が増えます。ただし1日1回でも下痢は下痢です。軽い下痢なら1日3〜4回、少し重ければ1日6〜8回、極端な場合では1時間に1回以上のものもあります。
 
 ★ 急性の下痢

 ● みぞおちの鈍い痛み、圧迫感があり、半日〜1日して下痢をする
 たいていは、消化の悪い食事の食べすぎで起こる急性腸炎です。少し食事に注意すれば2〜3日以内になおります。

 ● 腹痛、吐き気、嘔吐を伴う
 このような症状とともに下痢をするときは、食中毒が考えられます。なかでも、よく見られるのは腸炎ビブリオ食中毒(食後10数時間で起こる)、ブドウ球 菌食中毒(食後3時間前後で起こる)、サルモネラ食中毒(食後12〜24時間で起こる)などです。

 ● 高熱、強い腹痛、しぶり腹がある
 このような症状があって、1日に10〜20回にも達する水様性の下痢があるときは、赤痢を考えます。赤痢では、便意の強いわりには、便そのものの量は少 なく、むしろ、おもに粘膜や血液が出ることがしばしばあります。しかし、最近は軽症の赤痢が意外に多く、たいした熱も出ず、下痢も2〜3回程度で、4〜5 日でなおってしまいます。それだけに人にうつす危険があります。
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 ★ 慢性の下痢

 慢性の下痢の中には病気とはいえない程度のものもあります。たとえば、中年以降の男性で、毎晩酒類を常用する人は、しじゅう下痢をしています。もちろ ん、ひどい下痢ではなく、1日1〜2回の泥状便の状態です。これなどは、腸の働き方のいわば習慣のようなものといえます。

 ● 胃の病気がある場合
 胃の病気で下痢を起こすのは、胃性下痢といわれるものです。胃酸が欠乏すると、下痢を起こしやすくなります。一般に、中年以降は胃酸の分泌が少なくなる 傾向がありますので、年配者の慢性下痢には、この種の原因によるものが多いと思われます。胃がんでも、頑固な下痢がおもな症状であることがあります。

 ● 腸の病気がある場合
 はげしい腹痛を伴う下痢で、多量の粘液や血液がまざるときは、アメーバ赤痢、潰瘍性大腸炎、粘液仙痛などがあります。下痢と便秘が交互にあるときは、過 敏性大腸症候群、慢性腸炎が考えられます。これらの病気では、下痢だけの場合、便秘だけの場合もあります。

 ★ 下痢のときの心得

 単純な急性下痢に、1〜2回の絶食(あるいは食事を控える)は有益です。しかし1日以上絶食すると、かえって回復に時間がかかります。ただし急性の下痢 のときは、完全になおるまである程度食事の注意が必要です。

 主食はやはりおかゆ(七分かゆか全かゆ)がよいでしょう。副食物もそれに応じて、栄養があって 消化の良いやわらかい物にします。水分はじゅうぶんに補う必要があります。下痢では特にカリウムを失いますので、なるべく果物を食べて、カリウムを補充す るように心がけます。

 慢性の下痢は、いろいろな特殊な病気の症状であることがありますから、いい加減に放置しないで、専門家によって詳しく検討してもらう必要があります。し かし特別な症状でなく、いわば常習性の下痢のようなものとわかったら、あまりそれにこだわらないことです。いずれにせよ、慢性の下痢の食生活は、ひどく消 化の悪い食品を除けばほとんど制限の必要はありません。

便秘
 
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 病気を発見したりなおしたりするのはお医者さんですが、医師のいる病院へ行くかどうかを判断するのは自分自身。また、乳幼児がいる場合は親の責任です。それらを正しく判断できるようにするために、症状についての知識を持っておくことが必要となります。「症状でわかる病気」では身近に起こる症状を紹介しています。参考にしていただければ幸いです。
 


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