皮膚の異常,皮膚の異常とは

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皮膚の異常
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 皮膚の異常とは、発疹ができる、かゆい、疼痛がある、また知覚がなくなる、毛が抜ける、つめが変形する、脱落する、悪臭を発する、多量の汗を絶えず出す、皮膚があぶらぎるなどして、健康時と異なる症状をあらわす場合をいいます。

 皮膚の異常は、皮膚自体の病気のほか、内科、小児科、産婦人科の疾患が原因となっていることがあります。したがって皮膚に異常が見られた場合は、症状をよく観察し、原因をつきとめて、原疾患を治療することがより大切です。

 たとえば、顔面中央部にみられる5〜6個の小さなつぶつぶから知能低下、てんかんの原因が見いだされ、また下肢に見られる1〜2個の淡紅色の斑点から糖尿病の存在が発見されることがあります。

 また疼痛やかゆみのない発疹がかえって危険なことが多いので、どんなわずかな皮膚の異常であっても、まず専門医に相談してください。

 皮膚に発疹ができたときは、その形や大きさ、からだのどの部分から出始めたか、どの部分に多く出ているか、かゆみがあるかないかなどは、病気によって異なり、診断の重要な手がかりになりますから、よく観察しておくことです

 ★ 発疹の種類と形

 @ 斑

 皮膚面上に高まりがなく、色だけが異常のもので、赤くなる紅斑、紫色になる紫斑、白くなる白斑などがあります。

 A 膨疹

 皮膚の浅い層の浮腫で、異常の部分がやや盛り上がり、数時間であとかたもなく消失するもので、じんましんの発疹などがこれにあてはまります。

 B 丘疹、結節、腫りゅう

 皮膚面上の高まりで、外見は円形のことが多く、あわ粒からえんどう豆代の大きさものもが丘疹、これより大きいものを結節、さらに大きいものを腫りゅうといいます。

 C 水泡

 いわゆる水ぶくれで、表皮内に漿液や血液がたまったもので、こめ粒大までのものが小水疱で、皮膚面からふくれ上がらないこともあります。(手のひらや足の裏)。これより大きいものを水泡、黄色に見えるものを膿疱といいます。
 
 ★ 熱とともに発疹が出る

 ● 急に高熱が出て発疹があらわれる
 しょうこう熱や泉熱では、小さな赤い発疹が出て、やがて赤インクを塗ったように、広範囲に発赤します。学童に多く見られます。また、天然痘、丹毒、エリテマトーデスなども、高熱とともに発疹が出ます。

 ● 発熱後、数日たって発疹が出る
 はしかでは、発熱後2〜3日していったん解熱し、発疹とともに再び発熱します。発疹チフスは発疹後3〜5日、腸チフス、パラチフスは、発病1週間ごろから発疹が出ます。
 
 ● 解熱後に発疹が出る
 これは突発性発疹症で、乳幼児にみられます。

 ● 軽い熱があって発疹が出る
 風疹では、えんどう豆大の赤い発疹が全身に出ます。水疱瘡では、大小不同の水ぶくれが出て、同時に黒いかさぶたができます。手足口病では、あわ粒大からあずき大の水疱性の発疹があらわれます。いずれも子どもに多い病気です。

 ★ 熱がなく発疹が出る

 ● 熱がなくかゆみのある発疹が出る
 この場合はじんましんで、特別の食物に対するアレルギー反応として出ることが多いものです。小児ストロフルスの場合は、虫に刺されたような発疹です。2歳までの幼児に多いのですが、成人にもみられます。

 ● 種痘、薬の服用、注射などのあとに発熱が出る
 種痘疹、薬疹です。薬疹では発疹の様子はさまざまで、軽い発熱をみることもあります。
 
 ● 結核や梅毒で発熱がある
 これは結核疹、第二および第三期梅毒疹です。

 ★ 皮膚病の予防

 皮膚の表面からは、いつも汗やあぶらが分泌し、それにほこりや細菌がつくので、不潔になりやすく、ほうっておくといろいろな皮膚病、特に化膿する病気、 みずむしなどのカビの病気、悪臭を出す病気などを起こします。そこで皮膚をいつも清潔に保つことと、皮膚の手入れが皮膚病の予防の第一歩になります。

 皮膚を清潔に保つためには、冬は少なくとも3日に一度、夏はなるべく毎日入浴するか、または清拭します。そして、肌着は常に清潔なものを着用します。

 皮膚の手入れのコツは、皮膚に適度の潤いを保たせ、あまり乾燥させないことです。若いときは、皮膚自身にそのような調節作用があるので、故障があらわれにくいのですが、中年以後の人では、化粧品、膏薬などで人工的に調整しなければなりません。
 
 そのほか、皮膚を健康に保つためには、栄養面にも気をつけます。食品としては、牛乳、バター、レバー、動物性たんぱく質、緑の野菜、赤い野菜、果物など を毎日欠かさないことです。ビタミン剤、ことにビタミンC、B2、H、A、Eなども服用すると良いでしょう。

 また、皮膚の病気も内科疾患と同様に、疲労が原因になることも少なくありませんから、じゅうぶんに睡眠をとるようにします。

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