喀血する,喀血とは

喀血 原因,喀血と吐血の違い

喀血(かっけつ)する
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 肺で出血が起こると、せきとともに口から血液が出ます。その血液は、真っ赤な色であわだっています。それが喀血です。出血が少ないときは、少量の血液がたんと一緒に出てきます。これを血たんといいます。

 このような出血は、器官や気管支から起こることもあります。たんの全体がピンク色に染まっていることもあれば、たんの表面に線状あるいは斑点状についていることもあります。出血したときから少し時間がたって血たんが出たときは、褐色ないし黒みがかった色になっています。

 出血は、血管が破れるか、もしくは血液がにじみ出るか、どちらかでおこります。血管が破れるのは、血管の壁がまわりからの病気でむしばまれたときにおこります。血管壁が壊されて弱くなっているところで急にやぶれるのです。

 血液が血管からにじみ出る出血は、毛細血管で起こります。うっ血などで血管の内圧が高くなったようなときに起こる出来事です。このような出血は、血たんの形で出ます

 肺は、出血が起こりやすい条件になっています。というのは、内部が空気で一杯ですから、血液が出て行く自由な空間がいたるところにあります。そのうえ、呼吸によって肺内の圧力が絶えず変動しているので、それに応じて血管の内圧と肺の内圧との差が大きくなったり、小さくなったりします。

 それは、ちょうど、血管の破れそうなところにはずみをつけるようなものです。また、肺の病気ではよくせきが出ますが、せきのときには、急に血管の内圧が高まり、出血の危険が大きくなります。

 ★ 喀血の起こる病気

 ● 大きな喀血がある
 せきとともに血液が急に出はじめます。せきをするたびに血液が出ます。また、出血がせきを誘発します。大きな喀血は、肺に空洞があるときにおこります。空洞ができるおもな病気には肺結核、肺化膿症などがあります。

 ● 小さな喀血、血たんがある
 肺結核や肺化膿症は、必ずしも大きな喀血を起こすとは限りません。これらの病気でも破れた血管が小さければ、小さな喀血または血たんの程度ですみます。

 中年以上の人に起こる小さな喀血や血たんは、決して軽く考えてはいけません、肺がんの可能性があるからです。突発的な胸痛とともに小さな喀血が起こったと きは、肺の血管が急に詰まる肺梗塞を考えます。
 
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 ★ 喀血の処置
 
 一番大切なことは、本人も周囲の人も、できるだけ落ち着くことです。あわてると、興奮のためにますます出血を多くします。肺結核などの喀血では、どんな に多量の出血でも、出血多量のために死ぬことはありません。
 
 警戒しなければならないのは、多量の血液が太い気管支や気管に詰まって窒息を起こすことの危険 です。

 出血側がわかっていれば、その側を下にして寝て、意識的に呼吸を整えます。整った呼吸をしていれば、気持ちが落ち着くし、せきも最小限におさえる事がで きます。そうして出た血液は、できるだけ楽な姿勢で吐き出すようにします。
 
 たいていの喀血は、よほど大きな出血でも、だんだんおさまって、ついには止まり ますから、不安におびえないで、できるだけ静かにしていることが最善の方法です。もちろん、至急の往診を頼まなければなりません。病院に運ぶときは、から だに動揺を与えないように注意が必要です。


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