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熱が出る
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 いろいろな症状がありますが、熱ほどありふれた症状はありません。その理由は熱の出る病気の種類が多いうえに、そのような病気にかかることが極めて高いからです。

 ★ 体温と発熱

 人間の体温は、常に一定しています。一定しているといっても、全く同じ温度に固定しているのではなくて、一定の範囲内で上下しているのです。ほとんどの人は朝低く、午後から夕方にかけて少し高くなります。平均すると、低いときの体温が36℃2〜3分、高いときの体温が36℃6〜7分くらい。ですが、平常の体温が低めの人もいれば、高めの人もいます。とくに老人は体温が低い場合が多く、平温が35℃台と云う人もたくさんいます。

 体温は、1日の時間的な変動のほかに、運動、食事、飲酒、入浴などによっても、影響を受けます。これらはすべて体温の生理的な動きですからなんら心配はいりません。

 発熱は、体温の1日中の変動や生理的な動きの範囲を超えて、体温が高くなった状態を言います。熱が出る病気が多いということは、体温を一定に保つ機能がきわめて繊細で、病気によって非常に影響されやすいことを示しています。

 健康な体温は、からだの中で起きている無数の化学反応にとってもっとも好適な温度環境です。発熱の状態では、温度環境が変わることになりますから、あらゆる反応の進行が乱されます。そこで、からだの営みが全体として大きく狂うのです。

熱が出ると、暑いような、寒いような、言いようのないちぐはぐな不快感に襲われるのはそのためです。

 ★ 熱の出ない病気

 単純な急性の病気では、暴飲暴食による急性胃炎や急性下痢、良性胃潰瘍。慢性の病気では、高血圧、動脈硬化、糖尿病などがあります。

 ★ 熱が出ることもあれば出ないこともある病気

 かぜ、気管支炎、肺結核、腸炎、食中毒、肝炎、肝硬変、腎炎、慢性関節リウマチなど、これに属する病気はたくさんあります。

 ★ 必ず熱が出る病気

 急性の化膿性の病気、たとえば、扁桃炎、中耳炎、肺炎、胆のう炎、膵炎、虫垂炎、腎盂肝炎、敗血症などや、急性伝染病のはしか、しょうこう熱、赤痢、腸チフス、そのほかリウマチ熱、白血病などがあります。

 ★ 心配のいらない発熱

 熱があるということは、必ずしも病気がそれだけ重いということではありません。中には、熱があっても全く心配のいらない場合もあります。
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 ★ ごく軽い、自然に治る病気の一時的な微熱

 この代表は、ふつうのかぜです。かぜはもちろん病気です。しかし、かぜは、無理さえしなければ、簡単に自然に治るので心配はいりません。

 かぜには、くしゃみ、鼻づまり、鼻みず、のどの痛み、軽い咳などの特有の症状がありますからすぐにそれとわかります。しかし、このような特有の症状がない時は、かぜかどうかわかりません。どこかに病気が潜んでいるか、正体がつかめないことがしばしばあります。このようなときには、ふつうのかぜと同様に心配のいらない熱と考えてよいのは、次の条件が備わった場合です。

 気分や食欲などが少しも悪くない。

 腹痛や吐き気、発疹などの特別な症状を伴わない。

 熱は37℃を少し出る程度で、それも三日以上続かない。

 このように、熱が出る病気と熱が出ない病気を区別することは、病気を考えるうえで非常に重要です。というのは、たとえば下痢をしたとします。食べ過ぎによる下痢かと思っても、念のため体温を測ってみて、もし熱があったとしたら、単純な急性下痢ではなく、細菌性下痢や食中毒、赤痢などの可能性を考えなくてはなりません。

 腹痛でもそうです。痛みだけについて云えば、急性胃炎と初期の虫垂炎とはよく似ています。しかし、熱を測ってみると、急性胃炎は熱が出ませんが、急性虫垂炎では熱が出ます。急性胃炎は内科の病気、急性虫垂炎は外科の病気で、大変な違いです。

 病気と思ったら原則として熱を測ってみることです。熱の高い時は、体温を測らなくても熱があることがわかりますが、微熱程度ではじぶんでわからないことが少なくないからです。
 
熱の出方と病気
発熱に伴う症状と病気
 

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