腰の異常,腰が痛む

腰がだるい,腰が抜ける

腰の異常
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 人は立って歩くので、上半身の重みが常に腰にかかります。また、前面には内臓や生殖器などを抱えているので、腰は、とにかく故障の起きやすい部位です。

 ★ 腰が痛む

 ● 下腹部の痛みとともに腰が痛む
 下痢などで急に起こることがあります。腎結石や膀胱結石でも痛むことがあります。

 ● 腰が絶えずはげしく痛む
 まず椎間板ヘルニアが考えられます。この場合、静かに寝ていると痛みは和らぎます。高熱が出てはげしく痛むときは、化膿性脊椎炎です。腎盂腎炎でも熱と腰痛があります。静かに寝ていても痛みがはげしいときには、多発性骨髄腫、脊髄腫瘍、がんの骨転移などの悪性腫瘍が考えられます。

 ● 腰の痛みが足まで走る
 この症状は坐骨神経痛ですが、その原因は、椎間板ヘルニアによることが大部分です。

 ● 腰が曲がって痛む
 カリエスの場合と、骨が弱っている老人で、腰の骨がつぶれてなる場合とがあります。
 
 ● 腰が鈍く痛み、ほかに目立った症状がない
 これは、狭い意味での腰痛症ですが、たいへん多く、中年過ぎて腰にがたが来ているところに、ちょっとした無理や、かぜなどが動機になって生じます。

 ★ 腰痛の処置と注意

 椎間板ヘルニアの場合は、三週間くらいの安静で多くの場合、痛みがすっと軽くなるものです。入院して骨盤を牽引すると早くよくなります。初期には、痛み止めの注射も効果があります。

 椎間板ヘルニアの慢性のものや、一般の腰痛症では、腰の筋肉を強くする体操と、腰を痛めない姿勢や動作の練習をすることが大切です。薬やコルセット、マッサージなどは、補助的な治療となります。

 ★ 腰がだるい、腰が抜ける

 ● 腰がだるいほかに目だつ症状がない
 腰痛症の軽い場合、腰の筋肉の力が弱くなったときなどにみられます。熱がある場合はインフルエンザやかぜ以外に、白血病などの血液疾患も考える必要があります。

 ● 腰が抜けて動けない
 俗にいうぎっくら疝気とか、ぎっくり腰があります。急にがっくりして動けなくなる、いわゆる「腰がぬける」というのは、驚いたためにからだの自律神経の働きで筋力に力が入らなくなるためです。

 ★ 腰が曲がる

 老人に見られます。これは骨が弱くなってつぶれて起こるので、痛みを伴います。カリエスの場合にも起こります。痛みは鈍い性質のもので、また下腹部や背中、でん部にうみがたまることもあります。

 ★ 日常生活の注意

 腰に異常がある場合は、なによりも姿勢をよくすることが大切ですが、これはなかなかなおせません。少なくともしてはいけない日常動作をやめることです。力仕事をするときは、努めてひざを利用することです。
 



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