首の異常,首が腫れる

首が痛む,首が曲がる

首の異常
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 人は四つ足で歩く動物から進化し、立って歩くようになり、また、知恵の発達とともに、頭も大きく重くなりました。しかし、首の骨や筋肉の構造は、四つ足の昔とたいして変わっていません。したがって、ちょっとしたけがや、また歳をとると、首に異常が起こります。

 また、首は狭い場所に、脊髄や食道、気管さらに自律神経などをおさめているので、専門的な治療が必要となる病気やけがによる異常も少なくありません。

 ★ 首が腫れる

 ● 側頚部が腫れる
 るいれきでは頚部のリンパ節が結核菌におかされ、じゅず状につながって腫れてきます。むし菌や扁桃炎などのときにもリンパ節が腫れることがあります。悪性リンパ腫では、リンパ節の腫れはだんだん大きくなり、やがて、全身のリンパ節が腫れてきます。

 ● 前頚部が腫れる
 首の前側にある甲状腺は、諸々の原因によって腫れます。この腺は、大きな梅の実大のものが左右にあるので、リンパ節の腫れと大きさが異なります。甲状腺の腫れる病気には、甲状腺機能亢進症。眼球が飛び出すのはパセドウ病、単純性甲状腺、急性甲状腺炎、亜急性甲状炎、慢性甲状腺炎などがあります。甲状腺がんでは、腫れがだんだん大きくなります。
 
 ● 後頚部が腫れる
 毛のはえぎわの部分は、せつやようなどいわゆるおできのできやすいところです。ここにおできができると大きくなって、局所にも熱をもちます。糖尿病のある人は、ずるずるとおできが広がり、生命の危険もあります。

 ● 慢性に腫れて、痛みも熱もない
 この場合は、悪性腫瘍の場合も考えられるので、専門医の診療を受けましょう。

 ★ 首が痛む

 ● 首が痛むが肩や手には放散しない
 首の骨の結核や、首のリンパ節炎などがあります。骨の結核は、X線検査でわかります。

 ● 首や肩、腕などに痛みやしびれ感を伴う
 脊髄から神経が出て、くびを通り方から上肢に走る途中で、神経が圧迫されたり、刺激される場合に生じ、これを顎腕症候群といいます。その中でいちばん多 いのは、頚椎と頚椎との間の軟骨の頚椎版が突き出る椎間板ヘルニア、または椎間板障害で、首を後ろにそらせると痛みやしびれをまします。

 ● めまいなどの他の症状を伴う
 交通事故などによる、いわゆる、むち打ち損傷のときによく生じます。

 ● 急に首がまわらなくなる
 まず寝ちがいがあげられます。無理な姿勢や冷たい風に当たりながら寝たときに生じ、ちょっと首を動かしても痛みます。
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 ★ 首が曲がる、震える

 ● 生まれつき曲がっている
 最も多くみられるのが筋性斜頸で、側頸部の胸鎖乳突筋が短くかたくなっています。

 ● 生まれつきの原因ではなく曲がる
 首のやけどのあとのひきつれ、むし歯などのときに起こる首の深いところのリンパ筋炎などで生じます。

 ● 首がふらふら動く
 首がすわらない場合は、神経の異常な緊張によるもので、脳性小児麻痺、パーキンソン病などで生じます。高血圧症でも首を振ることがあります。

 ★ 首の異常の処置と注意

 ● 心配になるもの
 リンパ節のはれが三週間以上も続き、痛みのない場合は、がん、肉腫、結核などが考えられます。むち打ち損傷や頸腕症候群は、ほうっておくと悪くなることがあるので、専門医に早くみてもらうことです。

 ● 心配のいらないもの
 寝ちがいは、首を安静にしているだけでも、二週間くらいでよくなります。


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