のぼせる,冷える

ほてる,火照り

のぼせる、冷える
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 のぼせるのと冷えるのとは、全く逆の事ですが、意外なほど共通したところがあります。のぼせと冷えは、どちらもからだの局部的な温度感覚の異常です。血管の拡張、収縮で起こるものと考えられます。

 のぼせは熱感で、顔から頭にかけて起こる感覚です。足(ことに足の裏)にも局部的な熱感が起こることがあります。頭以外の局部的な熱感は「ほてる」といいます。顔でも、ほほだけに限局した熱感は「ほてる」といいます。

 冷えは冷感で、手や足が冷える場合と、腰の周囲あるいは腰から下、脚部にかけて冷える場合があります。

 のぼせる、あるいはほてるとき、その部分の皮膚を触ると確かに暖かく感じますし、冷えるとき、その部分の皮膚を触ると確かに冷たく感じます。また、皮膚の温度だけでなく、皮膚の色調のほてっているところは白っぽく見える傾向にあります。

 しかし、客観的な所見としてはそれだけで、それ以上目立った変化はありません。症状はいつからともなく始まり、長年続きます。

 なお、子供には、このような症状は全くありません。症状は思春期からだんだん始まります。活動の盛んな青壮年期には少なくなり、中年期から初老に向かってまた著しく増えます。
 
 そうしてすっかり老人になってしまうと、またあまり訴えなくなるようです。どうやらこの症状は一生に中の、過度期的な時期に多く起こるように思われます。

 そしてまた、圧倒的に男性より女性に多いのです。ですから、女性の周期的な体調との関連性も大いに考えられます。

 症状は毎日のことですから、当人には相当な苦痛であるに違いありません。しかし、それ以上悪い事は決して起こらないのです。外観の健康状態もいつまでも変わりませんし、それがもとで特別な病気が起こることはありません。

 ★ のぼせ(ほてり)の対策

 単純なやり方ですが、まず、ほてっているところを冷やすのが第一です。冷水につけても良いし、水枕のような物を使っても良いでしょう。また、頭ののぼせ はには、ひたいを適当な方法で冷やせば効果があります。

 また、ときどき気分転換に風にあたるように涼しい場所を散歩してみるのも良いことです。

 もう一つ大切なことは、のぼせに似た病気の症状を見過ごさないことです。のぼせと間違われる懸念のある病状には、まず微熱があります。中年以後では高血圧や動脈硬化のことも考えてみなければなりません。

 また、閉経期前後の婦人の場合は更年期障害が考えられます。ドキドキしてのぼせるのは、更年期障害の最 大の特徴とされています。

 ★ 冷えの対策

 冷え性にはやはり暖めることと、それに似た病気の症状を見誤らないことがもっとも大切です。
 
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 手足の冷え性にはときどき手足を湯に浸す、入浴を励行する、保温のじゅうぶんな手袋や靴下を使用する、よくマッサージをするなどが勧められます。

 腰の周辺の冷え性も衣服でよく保温することと、入浴、体操などを励行することが大切です。

 ★ 病気による冷え

 単なる冷え性と間違えてはならない病気があります。
 
 ● 手足が冷える
 寒い季節になると手指が白くなって痛むレーノー病、常時足先が冷たいうえに歩くとだんだん足先が痛くなってビッコを引くようになるピュルガー病、それに甲状腺機能低下症、貧血などがあります。

 ● 腰の周辺が冷える
 骨盤内部の慢性炎症、おもに子宮内膜炎、卵巣炎、卵管炎など婦人科の領域に含まれる病気があります。


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