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動悸がある
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 動悸とは、心臓の拍動を異常に強く意識して感じる症状です。それには、心臓の拍動の状態に病的な変化が起こって、それを動悸と感じる場合と、心臓の拍動そのものにはなんらの異常もないのに、神経質のためにふつうの拍動を強く意識しすぎて、動悸と感じる場合とがあります。

 心臓の拍動に異常が起きれば、それは脈拍の異常としてあらわれます。心臓の拍動が正常であれば、脈拍もまた正常です。
 
 ところで、心臓の拍動の変化とはどういうことでしょうか。
ひと口で言えば、それは心臓の拍動の速度、リズム、大きさに変化のあらわれることです。

 心臓の拍動の速度と大きさは、全身がそのときどきに必要とするエネルギーの総量によって決まるのです。
 
 エネルギーを作り出すためには、それに相当した酸素が必要です。その酸素の配給を引き受けているのが動脈血です。ですから、からだが必要とするエネルギーの総和から、それに必要な単位時間内に、全身に向かって拍出しなければならない動脈血の分量も決まるわけです。
 
 したがって、全身のエネルギーの使い方が増えれば、それに応じて心臓は血脈の拍出量を増やさなければなりません。それには、心臓は拍動の速度を早くするか、毎回の拍出量を多くするか(あるいは両方)をしなければなりません。

 全身のエネルギーの使い方は、時々刻々変化しています。それは、からだの各部分部分でも違います。それに応じて、心臓はちょうどそれに見合う分量の血液を打ち出します。
 
 ですから、当然、心臓が打ち出す血液の分量は、全身の要求に応じて絶えず変化していますし、からだの中での血液の配分の仕方もいろいろに変化しています。それらの調節は、からだの内部での情報伝達と制御との絶妙な相互作用によって、みごとに行われます。
 
 全身のエネルギーの使い方が大きくなれば、心臓の拍動が速く大きくなることは、日常誰でも経験することです。マラソンをしたり、階段を駆けあっがったりしたとき、心臓が激しく鼓動します。これは、エネルギー消費の急激な増大がすぐさま心臓の拍出量の増大を引き起こすことの日常的、生理的な例です。

 ★ 動悸があるおもな病気

 熱がある場合
 熱を出す病気のときは動悸を伴うのがふつうです。

 ホルモンの異常がある場合
 甲状腺機能亢進症では、微熱、指先の震え、発汗、のぼせなどとともに、動悸があります。

 肺に異常がある場合
 肺の病気では、肺において血液に酸素を取り入れる仕事が非能率になる為、心臓に負担がかかり動悸がおこりやすくなります。主な病気には、肺線維症、肺嚢胞(のうほう)症などがあります。
 
 血液に異常がある場合
 いろいろな原因による貧血や一酸化炭素中毒の際にも動悸が見られます。
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 心臓に異常がある場合
 心臓病で拍動が早くなるのは、心臓病のために拍出の能率が悪くなることが共通の原因です。おもな病気には、心臓弁膜症(坂道を上るとき、それまではなんともなかったのに、動悸や息切れがするようになり、そのうちに、平地を歩いていても息が切れ、疲れやすくなる、めまいがするといった症状があらわれる)、先天性心臓病、心内膜症、心膜炎があります。

● 神経質になる場合
 心臓の拍動そのものは、速さもリズムも全く正常であるのに、神経質から拍動を強く意識する場合があります。親しい人が急に心臓病で倒れたとか、なにかの事情で追い立てられるようなイライラした状態にあるなど、不安やストレスが原因になっていることが多いようです。

 ★ 心臓の拍動のリズムが狂う場合

● 呼吸に移るときに脈がゆっくりになり吸気に移るときに速くなる

 これは呼吸性不整脈といって、子供や若い人に見られますが、全く生理的なもので心配ありません。自分自身でも、動悸などを感じません。
 
 規則的なリズムの中で脈が一つぽんと飛ぶ
 これは期外収縮で、ほんとうは、余計な脈が一つすばやくはいるのです。その脈が落ちた感じで、その次に大きくなるのです。

 あるいは、正常な脈の中へ一つ全く余計に入ることもあります。胸の中で心臓がおどった感じで、非常に心配する人もいます。こうした期外収縮は、ある種の心臓弁膜症や心筋梗塞などでたくさん起こるときは注意しなければなりませんが、心臓に特別な病気がなく、期外収縮の数も少ない(1分間に5〜6回以下)ときは、たいした問題はありません。
 
 脈が一時的に異常に速くなる
 心臓が1分間に150〜200も拍動するときは、発作性頻脈症(ひんみゃくしょう)です。心臓に障害がなく、発作が短時間でおさまるときは問題ありませんが、長く続くときは、医師の治療が必要です。
 
 脈拍も間隔もふぞろいになる
 これは心房細動(絶対性不整脈)のときにみられます。原因は、ある種の心臓弁膜症や動脈硬化性の心臓病など心臓自体の病気による場合と、甲状腺機能亢進症のように心臓外に原因がある場合とがあります。専門的な治療が必要です。

 ★ 動悸の処置

 一概に動悸がするといっても、その医学的な内容はさまざまです。ですから、自分で正しい判断を下し、適当な手当てをしたりすることはまず不可能です。

 最善の方法は、動悸の状態をできるだけ詳しくつかんで、医師に正確な情報を提供することです。というのは、心臓の働き方はかなりいろいろと変わりますか ら、実際に動悸があるときと、たまたま医師に見てもらうときとで、症状がひどく違うことがありうるからです。
 
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 動悸の状態を的確に表現するには、、次のポイントをはっきりとつかむことが必要です。

@ いつごろから起こったか。
A ときどき起こるだけか、ずっと続いているか。
B ときどき起こるだけのときは、一回の続きぐあいはどのくらいの時間か。
C どんなぐあいに始まって、どんなふうに終わるか。
D どんなことをしているときに起こりやすいか。
E そのときの脈の速さはどうか(1分間にいくつあるか)。
F そのときの脈のリズムは整っているかどうか

 ★ 脈拍について

 ふつう、健康人が1分間に打つ脈拍数は、心臓の拍動と同じく60〜70ですが、乳幼児の場合は多く、逆に高年齢になれば、それにつれて次第に少なくなり ます。また、体質によっても違いがあり、スポーツや重労働をする人は安静時の脈拍数が少なく、同一人でも1日の間で変動します。

 脈拍数が1分間90以上のときは異常で、頻脈といいます。また、1分間で50以下も異常で、徐脈といいます。ふつう、規則正しく脈打つものですが、乱れた場合を不整脈といい、軽い圧迫で消えるような状態で脈打つのを脈拍微弱と呼びます。

 脈は、神経の影響を受けやすいので、異常な人は精神的な安静が大切で、日ごろ不安やストレスを解消しておくことが望まれます。また、胃腸の状態などに影響されることもあります。

 脈の状態を正しく知るためには、じぶんで脈をみることを覚える必要があります。脈は、通常、手の関節の少し上(ひじ方向)、親指側の骨の稜線のやや内側に反対の手の人差し指と中指を軽くあてて動脈の拍動を捜します。
 

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